亀田商工会議所青年部は7月26日~8月25日、「わく灯篭まつり」を開催した。「わく灯篭」は、かつてこの地域で田植えをする際に、均一に苗を植えるために使用していた農機具「田植え枠」を再利用して灯篭にしたものだ。約70丁をつくり、駅周辺や商店街に設置。地域の人々に、夏の暑い夜に涼やかな灯篭の明かりを楽しんでもらった。
わく灯篭には、地元小中学生が夏をイメージして書いた絵をデザイン。親子一緒に美しい灯篭の明かりを見て、夕涼みを楽しんでもらう参加形事業を実施した。
8月8日には、メーンイベントとして「わくウエディング」を開催。地域の新婚カップルを招待し、江戸時代に起源を有する300年余りの伝統を誇る綿織物で、独自の縞模様が特徴の特産品「亀田縞」を使用した着物を着用してもらい、結婚式を挙行した。カップルたちは、観客の前に設けられたバージンロードを歩き、誓約の言葉を交わした。
同事業は、亀田地域の新たな観光資源の発掘と、地域自治会など住民参加型のコミュニティー構築を目指し企画されたもの。地域で着実に定着し、今年で7回目を迎えた。
同YEGは、「同事業が亀田地域の活性化につながり、地域に長く愛されるイベントとなればうれしい」と話している。
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