各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
古河商工会議所は、川魚の甘露煮などの特産品や新たな名物を出品した。渡良瀬川が流れる古河市は古くから水郷の里としてフナ、コイなどの川魚料理が名物。同所はこうした伝統的食文化の継承を目的に、「川魚料理を広める会」を立ち上げ、その普及や自然環境の保全活動を行っている。今回、同会賛同店の木村屋甘露煮店は「鮎甘露煮」、うなぎ・天ぷらの川松は、「うなちまき」を紹介した。うなちまきはふっくら炊いた国産米に国産うなぎのかば焼きを乗せたちまき風うなぎ料理。古河の新名物として人気だ。
また同市を含む猿島地方は茶の栽培も盛ん。濃厚な香りとコクがあり、「さしま茶」として普及が進められている。市内のカフェ兼オーストラリア先住民アボリジニのアートを紹介するギャラリー、チャンガラ・カフェはさしま茶のティーバッグ「匠みの茶」、さしま茶とオーストラリア産レモンマートルをブレンドしたハーブティー「香りの茶」を出品した。
ブースではそのほか稲わらに包まれた「たわら納豆」やお茶請けによい「ほし納豆」(杉本納豆店)、地酒「御慶事(ごけいじ)」(青木酒造)、一口サイズのかりんとう「桃林花(とうりんか)」(雪華)も紹介。さらに、ご当地グルメ「古河の七福カレーめん」を同所とカレー専門店がレトルト化した新商品(10月発売予定)もPRした。
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