鳥羽商工会議所(三重県)は2月21日、東京・丸の内の飲食店で、鳥羽市の離島・答志島(とうしじま)の食材や観光をPRするイベント「みけつくにカフェ」を開催。東京近郊に住む男女35人が参加した。
同イベントは、かつて朝廷に海産物などの食材を献上する「御食国(みけつくに)」であった答志島の魅力を、都会の人にもっと知ってもらおうと同所が企画したもの。情報発信力に優れた若い世代にPRするため、都内に勤務するビジネスマンなどを対象に多彩な公開講座を提供する「丸の内朝大学」を通じて受講生に参加を呼び掛けた。
会場には、島の海の幸をふんだんに使った朝食がズラリ。出勤前の参加者は、朝粥や伊勢エビのスープ、トラフグのグリルなど、カフェメニュー風にアレンジされた朝食に舌鼓を打ちながら、島の産業を担う若手島民のインタビューに耳を傾けていた。
イベントの最後には、同所が島の東端に設置した屋外イベント空間「ブルーフィールド」で日の出鑑賞やヨガを楽しむ離島ツアーを紹介。参加者のうち9名から申し込みがあるなど、イベントの効果は上々だ。
同所は、「今後も〝御食国・答志島〟の自然と食に多くの方が関心を持ってくれるよう、PR活動を続けていきたい」と話している。
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