富士商工会議所(静岡県)は、富士市内の27校の新小学3年生に地元の特産品について知ってもらおうと、イラスト入りのカラフルなリーフレット5000部を製作。3月20日に市教育委員会に寄贈した。
このリーフレットは、同所が地元の商店街や関係団体などと組織する地元商店産品愛用運動実行委員会が、平成20年から製作しているもの。小学校の総合学習などで活用してもらうことで、次世代を担う子どもたちに地元への関心を高めてもらう狙いがある。
リーフレットでは、「工業」「自然」「農林水産」のジャンルごとに、紙・わき水・しらす・お茶などの特産品を、写真と可愛いイラスト入りで紹介。米粉でつくられた麺「富士山ひらら」、テレビ番組で話題になった「富士つけナポリタン」など、人気のご当地グルメも掲載している。
同所が昨年9月、市内の小学校23校で実施したアンケートでは、「キャラクターのイラスト入りなので、地元について楽しく学べる」「子どもが特産品に興味を持つきっかけになった」と、9割以上がその内容を支持。副読本として定期的に活用する学校も約8割に上った。
同所は、「デザインや内容に工夫を凝らした自信作。子どもたちの郷土愛を育てるきっかけになれば」と話している。
最新号を紙面で読める!