今年度は、「仲間の大切さ」をあらためて感じ、その思いをブロック、県連、単会へ伝えていきたいと意を強くしております。
8月に岩手県北上市などで開催された「震災復興フォーラム in いわて」では、震災直後やその後の復興状況などを実際に見て、聞いて、仲間の大切さを学びました。例えば、震災発生後、地元のYEGの仲間が道路のがれき撤去に最初に動いてくれたこと、「放射能の危険性があるかもしれない」といった中で先頭に立って水や食料を運んでくれたことなどは、行動力のすばらしさを物語っております。さらに、被災地では「お宅の娘は放射能を浴びたからうちの息子とは結婚させない」といったいわれのない偏見もあったとのことですが、「本当のことを知り、偏った考えには真っ向から挑もう」という姿勢を見せたと伺っております。
YEGに入って何のメリットがあるのか?「自分の会社や家族にとってメリットがないから辞めたい」と言われたら、その人のために勇気を出して語ってください。「あなたは仲間です。あなたの存在に、多くの仲間が感動を覚えます。だから、あなたのために動く仲間がYEGにはたくさんいるのです」と。
YEGには今すぐにメリットを求める人間、故郷や日本を嫌う人間はいません。大切な仲間とともに、地域や国のために活動できる、こんなに素晴らしい組織は他にはありません。
最後に、作家の曽野綾子さんの言葉を紹介します。
「ユダヤでは、仲間=同志というのは、お金はもちろんのこと、あなたのためであれば命も差し出します、という契り・契約のことである」
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