WCF(世界商工会議所連合)は10月17日、東京での初会合となる評議員会を東京・丸の内の東京商工会議所ビルで開催した。会合には、ピーター・ミホック世界商工会議所連合会長をはじめ、役員・評議員ら85人が参加。WCFの今後の運営について話し合われたほか、2017年にアジア・大洋州地域で開催される第10回世界商工会議所大会(WCC)の開催候補地4カ所によるプレゼンテーションも行われた。
WCFは、国際商業会議所(ICC)の下部組織で、2年に1度、世界の商工会議所・ビジネスリーダーが一堂に会し、それぞれの経験や活動事例などの情報交換を通じて交流促進を図る世界大会を開催。昨年、カタールで開かれた第8回大会には、世界100カ国以上から1600人を超える商工会議所首脳が参加している。
今回の評議員会に日本商工会議所からは、WCF評議員の中村利雄専務理事が出席。わが国における日商と各地商工会議所の活動を紹介するとともに、来年6月にイタリア・トリノで開催される第9回世界商工会議所大会に「日本からも相当数の参加者を派遣する」と述べ、世界大会が各国商工会議所同士の新たな連携の契機となることへ期待を表明した。
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