各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
タケノコのピクルスなど
歴史あるまち並みが残り、「安芸の小京都」ともいわれる竹原市。名酒やタケノコ、ブドウ、塩など特産品は多い。今回、竹原商工会議所は、朝採りしたタケノコを6時間以内に下ごしらえして生のまま漬け込んだ「生たけのこピクルス」や、広島県産のカキのむき身を薫製にした缶詰「スモークドオイスターオイル漬け」、同市を代表する三つの酒蔵の純米酒などを出品した。
生たけのこピクルスは、同市のブランドタケノコ「小吹たけのこ」を使用、生仕込みならではの食感と芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴だ。広島県産レモンを使い爽やかに仕上げた「White」と赤ワインでスパイシーに仕上げた「Wine」の2種類がある。スモークドオイスターオイル漬けはバジルとガーリック風味があり、共に酒の肴におすすめ。そのほか竹原が舞台のアニメ「たまゆら」にちなんだかけしょうゆやポン酢などを販売した。
また、平成28年4月に創業した「FUKUBEE」がハチミツを販売。代表の福島大樹さんは兵庫県西宮市で野菜づくりをしていたが、農薬や自然環境を研究するうちに蜂に興味を持ち、同市で養蜂業を始めた。創業に当たっては同所の田中雅一さんと共に巣箱の設置場所を探し、西宮市から毎週末車で通い養蜂を行ってきたという。ブースでは来場客に試食をすすめるなど積極的にPRした。
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