日本商工会議所は5日、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、ITコーディネータ協会と共に、金沢市(石川県)で「IT経営実践フォーラムin北陸」を開催(写真)。約100人が参加した。
フォーラムでは、明治大学経営学部の岡田浩一教授が「中小企業の成長戦略思考~成功企業の事例から~」と題して基調講演を行った。岡田教授は、「中小企業を巡る経営環境は絶え間なく変化している」と指摘。「変化に対応し、存続・成長を図るためには戦略が必要。それを効率的に実現するためのツールがITである」と強調した。
続いて、「中小企業IT経営力大賞2012」で大賞を受賞した小林製作所の黒川正枝開発室長や、地元石川県でIT導入を支援しているマックスカンパニーの倉本和明社長(日商IT経営推進専門委員)、能登印刷の能登健太朗社長(白山商工会議所常議員)らが登壇。中小企業診断士の高島利尚氏の進行でパネルディスカッションを実施した。
その後、日本マイクロソフトがクラウドコンピューティングやスマートデバイスを活用して働き方を変える最先端の事例を紹介した。また、同フォーラムと並行して、協力IT企業や、ITコーディネータによる展示・相談ブースを設置。参加者は経営のヒントをつかもうと熱心にブースを回っていた。
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