ASEAN日本人商工会議所連合会(FJCCIA)は6月24日、フィリピン・マニラでレー・ルオン・ミンASEAN事務総長との対話を開催した。基調講演を行ったミン事務総長は、「日本企業にとって、2015年末のASEAN経済共同体(AEC)発足は、日本企業のサプライチェーンの形成とともに、特に地域の中小企業をネットワークに入れるのに役立つ」と述べ、ASEANにおける日本産業界の重要性を強調。その上で、FJCCIAからの要望について、ASEAN事務局として積極的に支援していく考えを表明した。FJCCIAがミン事務総長に提出した要望書では、特に、①税関手続きの円滑化・簡素化、②ASEAN自由貿易地域の原産地証明書の取得に係る手続きの簡素化、③基準・認証・表示制度の合理化および調和、④知的財産権保護の徹底、などを強く求めている。
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