私は32歳のときに現在のRantana美容室を開業しました。創業した一番の理由は自分の力を試してみたいという思いがあったからです。開業して間もなくは妹と2人で営業をしていました。この吉野川エリアに出店したのは、ロードサイドの立地と創業する前に勤務していた美容室の顧客が現在の店舗の近隣に住んでいたこともあり、集客が見込めたためです。
当店は気持ちのいいカットを心掛けています。来店される方が入りやすいように、内装・外装ともに喫茶店のような雰囲気にするとともに、バリアフリーでキッズスペースを設け、子連れの母親や車いすの方も来店しやすいようにしました。おかげさまで、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛される地域密着型サロンとして営業しています。
商工会議所を知ったきっかけは、私が確定申告で悩んでいたときでした。先に商工会議所に入会していた知人に相談したところ商工会議所に相談してみたらどうかというアドバイスを受け紹介してもらったのです。もともと、商工会と商工会議所の違いも分からずどんなことをしている団体なのかも知らないような状態でした。
しかし、商工会議所に足を運んでみると、青色申告のアドバイスのほか、経営数値の見方や経費の区別など実にきめ細かく相談に乗ってくれました。そのおかげで持続化補助金、小規模企業共済などの制度を知ることができ活用させていただきました。これは商工会議所に足を運ばなければ、得られなかった情報だと思います。
また、ITを活用しPRしていく必要性を感じフェイスブックやLINEなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の活用を検討していました。そのような相談をしたところ実際に吉野川商工会議所に、技術的サポートをしてもらえました。
今後は、地域の人に利用され、愛される美容室であり続けたいです。また、お客さまにありがとうと言われる美容師であり続けたいですね。
担当者からひと言
ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!
吉野川市鴨島町は徳島県吉野川の中流域に位置します。古くは生糸産業を中心に発展し、現在は商業中心のまちとなっています。今回取材をお願いしたRantana美容室の宮田さんは創業されて間もなくから商工会議所をご活用いただいています。確定申告、労働保険に関する事務処理的なことから経営計画作成など経営に関する一般的な課題についてご相談いただき伴走型支援ができている事業所の一つであると感じています。
魅力あるまちとして発展していくために、われわれができることは創業しやすく、経営しやすいまちにしていくことです。今後も会員事業所をはじめ地域の中小事業所に対してサポートできる部分については最大限の努力をしていきます。
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