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商工会議所活用レシピ 地元客に愛され細く長く続けていきたい

有限会社つくし野マロン 代表 工藤 謙太さん

当社はケーキの製造・販売をしています。先代から町田の住宅街で商売をしており、創業から37年。地元に密着した洋菓子店です。私が父から店を引き継いだのは、平成23年。子どものころから店に出入りしていて、「いつケーキ屋さんになるの?」と常連のお客さまから言われていたので、自然と後を継ぐと思っていましたね。

父から受け継いだので、固定客がいるという大きなメリットがありました。ただ、同時に難しさも感じています。「全て先代と同じ」にもできませんし、「全部を自分の思い通りに変える」わけにもいきません。これまでの味を守りつつ、変えるべきところは変えて自分の色を出していきたいと思います。

商工会議所との付き合いは、先代のころから続いています。最初はマル経融資を活用して、冷凍庫を購入したというものだったと思います。最近では関さんのアドバイスで持続化補助金を活用させてもらいました。最初は「新しいミキサーが欲しい」と相談に行ったのです。でも、それでは補助金の要件には合致しません。関さんは私の要望をかみ砕いて理解し、ミキサーを導入して、結果として何がしたいのかを考えるようアドバイスしてくれました。私としては、新型ミキサーを導入することで、古くからの常連さんの要望にお応えしながら、新商品を開発したい。そして、それを売るための販路を開拓したいと考えていましたので、それであれば「小規模事業者持続化補助金」の対象になると教えてくれたのです。申請書類を作成するときも、丁寧に教えてくれました。

今、小規模の自営業者の経営環境は昔に比べて、厳しいと感じています。店をたたむところもとても多い。厳しいですが、うちは地元に深く結びつきながら、細くても長く続けていきたいと思っています。商工会議所には、少しでもまち全体が元気になるような取り組みをしてほしいと思います。まち全体が元気になれば、われわれ会員も助かりますから。

担当者からひと言

ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!

町田商工会議所(東京都) 企業支援部 指導課 課長(経営指導員) 関 俊雄

つくし野マロンさんとは、先代からのお付き合いです。事業を承継されてからも変わらず親しくお付き合いさせていただいています。商工会議所の事業にも積極的に参加いただいており、「町田 私の好きなお店大賞」(平成20年)にも選ばれるなど、地元住民に愛されています。

一昨年、謙太さんと、奥さまの知恵さんから相談がありました。ミキサーを購入したいとのことでしたが、その根は「古くからの顧客の期待に応えつつ、新商品開発をし、販路開拓したい」ということなので、持続化補助金の申請をサポートしました。

つくし野マロンさんには、ご夫婦で長く地元に残る洋菓子の特産品を開発してほしいです。また、後進の指導にもお力添えいただきたいですね。

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