魚津商工会議所(富山県)女性会は、来年度から実施する「リンゴオーナー制度」に向けて勉強会や作業体験などの取り組みを開始した。同事業は、魚津市の特産品であるリンゴを活用して同市の魅力の向上、新たな価値の創造を図ろうというもの。魚津の魅力を全国へ発信することを目的に同所が推進する「STAR!UOZU PROJET」(=魚津をスターにする計画)の一環として、4月に事業化が決定した。
同女性会は、オーナー制度の仕組みや協力者のネットワークづくりなど具体的な内容を検討するため、今年1本の木のオーナーになり、5月29日、第1回となる摘果(幼果の間引き)の作業体験・学習会を実施した。この日は木下嘉代子会長を始め11人のメンバーが市内のリンゴ農園に赴き、JAうおづの営農指導員の協力の下、摘果作業を行った。今後も収穫まで1シーズンの作業体験を行い、どのような制度にするかを検討していく。
「同制度を通じて全国から魚津に足を運んでもらえる仕掛けをつくりたい。例えばギフト用に名入りのリンゴをつくるなどリンゴに付加価値を付ける試みや、観光産業との連携も考えていきたい」と同所は話している。
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