新居浜商工会議所(愛媛県)を中心に行政や各団体で構成する新居浜逸品カタログ推進協議会は、新居浜市内で製造された優れた食品や工業製品を「新居浜の逸品」として認定している。同事業は平成19年に始まり、認定品は現在27製品だ。
同市は元禄4(1691)年の別子銅山の開坑以来、住友グループを中心とする企業が次々と立地し工業都市として発展してきたまち。食はもちろん、工業製品にもきらりと光るものが多い。例えば、効率的に魚のうろこ取り作業ができる電動うろこ取り機「うろこ取り名人」、刺しゅう会社やグローブ製作会社など異業種間のコラボレーションから生まれた「オリジナルオーダーグローブ」といった独自性のある製品が逸品に認定されている。
今年1月には、新たに国産生地を新居浜で縫製したバレエレオタード「リボンパッセ」と食物繊維が豊富な「おからパン」が認定された。審査会は毎年行われ、認定品は地元スーパーの物産展に出品するなどPRを行っている。今月23、24日にも、スーパー「フジグラン新居浜」で行われる物産展へ、逸品認定品を出品する。
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