各地商工会議所を通じて集まった逸品を、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、1月19~25日に出店した坂出商工会議所の出品商品を紹介する。
坂出商工会議所は、坂出市内のカフェ「サンシャインピクニック」の台湾カステラや「KUMAカフェ」のピクルス、老舗ベーカリー「トラパーニ」の昔ながらのケーキドーナツなどを紹介した。3店は2020年秋に同所が実施した「キラリと光るお店」市民アンケートで上位となった店舗。人気店を広くPRしようと、今回3店の一押し商品を出品した。
台湾カステラは、台湾で食べたカステラの味が忘れられないと、店主が試行錯誤して完成させた一品だ。プレーン、チョコ、抹茶、チーズの4種類あり、ふわふわ、もちもちの食感で、若者に人気が高いという。添加物を使用しておらず、子どものおやつにもお薦めだ。
ピクルスは、「坂出三金時」と呼ばれる市の特産品「金時にんじん」「金時いも」「金時みかん」を使用。同じく特産品の塩やオリーブオイルも加えて漬けた。野菜はクマの形に型抜きされ、鮮やかな色も目を引く。併せてクマ型のラスクも紹介した。
昔ながらのケーキドーナツは、100年以上続く老舗が1980年代に開発して以来、愛され続けている一品。「子どもの頃に食べた懐かしい味」と40代、50代に人気だ。当時の米国製ドーナツロボットで今もつくられている。このドーナツを揚げた素朴なラスクも好評だ。同所の赤木浩さんは「コロナ禍で頑張っている店を応援したい。多くの人に知ってもらえれば」とアピールした。
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