黒石商工会議所(青森県)は、市民に雪だるまの制作を呼び掛ける「津軽くろいし みんなの雪だるま」事業の一環として雪だるまの写真コンテストを実施し、3月1日に結果を発表した。同事業は、市民総参加で雪だるまづくりをすることで住民の連帯意識を高め、活力ある商店街をつくるとともに冬の観光振興を図るもの。コンテストは2004年から毎年実施している。
今年は1月1日から2月25日まで募集し、27点の応募があった。最高賞の黒石市長賞に選ばれたのは、聖テレジア幼稚園の「心に炎(ほむら)を灯して遠い未来まで…」。親子で楽しみながらつくったと伝わる作品で、雪の灯籠にともしたろうそくの灯が幻想的なところが評価された。次点の黒石商工会議所会頭賞には、歌舞伎役者の雪像が迫力ある社会福祉法人報徳会の「ストップ‼コロナ」、黒石観光協会長賞にはアリス保育園の「笑う豚には福来たる」が選ばれた。
コロナ禍により今年の題材は感染症の収束を願うものも多かった。全応募写真は3月2日から7日まで、市内の松の湯交流館で展示した。
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