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日商簿記検定 新たなコンセプト公開 日々の学習成果を重視

日本商工会議所はこのほど、2021年度からの日商簿記検定試験について、新たな四つのコンセプトを取りまとめ、公開した。今年度から2級・3級について「統一試験」「ネット試験」「団体試験」の三つの方式で実施する簿記検定について、主な変更点とともに提示。今後の簿記学習の参考にしてもらうことなどが狙いだ。

新たに示したコンセプトは、「日々の学習の成果、到達度を測る」「スピードと正確性を求める」「出題範囲全ての学習を求める」「1級まで継続した学習を奨励する」の4点。日商簿記の2021年度の出題範囲は、2020年度と同様だが、各級とも出題区分表に基づく学習の成果を幅広く問う形にしたことや、資格取得のみならず、簿記学習の到達度を確認できるものへとリニューアルしたことを分かりやすく示した。また、試験時間の短縮により解答に当たっては、より速さと正確性を求めるものとなったことも新しい簿記検定のコンセプトとして盛り込んだ。

具体的には、「日々の学習の成果、到達度を測る」検定試験であることを改めて明示。日々の学習の成果が試験結果に反映される出題内容となったことを受験生に強く意識してもらうことにした。

「スピードと正確性」については、時間管理が不可欠なビジネスの現場を意識。特に、会計処理で必ず必要な仕訳については、速く確実に行うことを重要視しているとの考えを示した。

「出題範囲全ての学習を求める」では、例えば、過去問だけに頼った学習など単なる試験対策にとどまらない真の簿記学習を奨励。出題範囲から標準的な問題をランダムに出題することで、ヤマを張った学習では対応できないことに注意を呼び掛けている。

「1級まで継続した学習を奨励する」では、体系的な学習の重要性を強調。初級から1級までステップ・バイ・ステップで上位級を目指せる出題内容としていることに理解を求めている。

日商では、これら4点のコンセプトを踏まえ、施行方法などの変更点についても、分かりやすく解説。試験時間、ペーパー試験(統一試験と団体試験)における問題用紙、計算用紙の回収などについて注意を呼び掛けている。

詳細は、https://www.kentei.ne.jp/34757を参照。