東京商工会議所はこのほど、ネットショップ開設の「STORES(ストアーズ)」をはじめとするデジタル化などの事業支援ツールを提供するヘイ株式会社と新たに連携すると発表した。連携により、同社のサービスを同所会員向けに優待プラン付きで提供し、中小企業・小規模事業者のECサイト構築や事業のデジタル化を支援していく。
ヘイ株式会社との連携は、ITに慣れていない中小企業・小規模事業者の商売や業務におけるIT活用を支援することを目的に、2019年から実施している事業「『はじめてIT活用』1万社プロジェクト」の一環。これまでに特設ページで最新情報を随時発信するとともに、ITに関するオンラインセミナーの実施、サイバーセキュリティー対策で高いノウハウを持つ大手企業やワクチン接種アプリ提供会社との連携など、中小企業・小規模事業所のIT活用に向けて多様な事業に取り組んできた。
今回連携したヘイが運営する「STORES」は、本格的なネットショップを誰でも簡単に開設できる事業支援ツール。コロナ禍でさまざまな事業者がネットショップを構築する動きが広がっている中、中小企業へのデジタル化支援をさらに強化していく。
具体的には、「ネットショップ開設」「キャッシュレス決済」「レジアプリ導入」「ネット予約システム」の全4サービスでサポート。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応のキャッシュレス決済サービスや、予約から決済、顧客管理に至るまで一貫して活用できるオンライン予約システムのほか、ネットショップと店舗の商品、在庫、売り上げデータを連結して管理することができるPOSレジアプリなどの導入が可能になる。
サービスの利用は、同プロジェクトの特設ページから申し込みを受け付けている。
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