ビジネス実務法務検定試験 ▶ https://www.kentei.org/houmu/
ビジネスマネージャー検定試験 ▶ https://www.kentei.org/bijimane/
eco検定 ▶ https://www.kentei.org/eco/
福祉住環境コーディネーター検定試験 ▶ https://www.kentei.org/fukushi/
カラーコーディネーター検定試験 ▶ https://www.kentei.org/color/
BATIC ▶ https://kentei.tokyo-cci.or.jp/batic/
東京商工会議所は2022年度から、同所主催の検定試験をPBT(Paper Based Test=紙による試験)からIBT(Internet Based Testing=インターネット経由での試験)とCBT(Computer Based Testing=テストセンターのパソコンで行う試験)に完全移行した。これにより、従来の筆記による会場集合型の統一試験方式では難しかった受験者の状況に合った試験方式の選択が可能になるなど、利便性向上を実現。コロナ禍などのパンデミックや自然災害の影響による受験機会の逸失リスクも軽減できる体制となった。特集では、リニューアルでさらに受験しやすくなった東商検定の魅力を紹介する。
安定した受験機会を提供
2022年度に実施する「東商検定IBT・CBT」は、「カラーコーディネーター検定試験(アドバンスクラス・スタンダードクラス)」「ビジネスマネジャー検定試験」「ビジネス実務法務検定試験(2・3級)」「BATIC(国際会計検定)」「環境社会検定試験(eco検定)」「福祉住環境コーディネーター検定試験(2・3級)」の6検定試験。また、「ビジネス実務法務検定試験1級」「福祉住環境コーディネーター検定試験1級」は、CBTのみ実施。全ての主催検定を新方式に移行している。
東商検定は、コロナ禍の影響により20年度は上期試験の中止を余儀なくされた。このため同所では、自然災害やコロナ禍の影響を受けた試験の中止を回避するため、昨年度からネット試験方式の活用などにより安定的な受験機会を提供。今年度からはテストセンターでの試験方式を恒久化し、より利便性の高い検定試験にリニューアルした。
移動の手間や時間を節約
22年度から新しくなった東商検定の変更点は四つ。1点目は、「IBT・CBTを自由に選択できる」ことだ。IBTは、インターネットを通じて自宅や会社のパソコンで受験する試験方式。カメラを通じて試験中の監視・本人確認を行うことで、移動の手間や時間を節約し、いつもの環境で受験できる。
CBTは、全国各地のテストセンターに設置されたパソコンで受験する試験方式。パソコンやネット環境の準備ができない人や不安な人も安心して受験できる。
これらの試験方式のメリットの一つは、所定の試験期間内であれば、土日・祝日・平日にかかわらず10~19時まで受験者の都合の良い時間の選択が可能なこと。試験終了後にシステムによって、画面上に合否や得点を表示して即時採点される(1級試験は除く)ことで、次のステップアップに向けてすぐに取り組むことができる点などが挙げられる。
2点目は、「試験期間の統一」だ。IBTとCBTで異なっていた申込期間・試験期間を統一して実施することで、受験者にとってシンプルで分かりやすいスケジュールとなっている。
3点目は、ビジネス実務法務検定・福祉住環境コーディネーター検定の2検定の「1級試験」の試験方式をCBTに移行したこと。これに伴い、試験時間を120分×2回から90分×2回に短縮、受験資格から2級試験の合格要件を撤廃(2級を合格していなくても受験可能)するなど、要件の緩和・変更を行っている。
4点目は、「団体申込システムの変更」だ。団体の管理システムを試験の申込管理・実施システムに統合し、効率的な管理・運営を可能としている。団体申し込みをすると、団体の受験者が先行して申し込みできる団体専用個人申込期間が設けられているほか、自社・自校の会場で集合型で試験を行う「団体開催」の実施が可能になることなどのメリットがある。
利便性が大幅に向上
さらに、リニューアルに合わせてIBT・CBTの概要やメリットなどを紹介するプロモーション動画も新たに作成。動画では、検定の種類、試験の受験方法や予約方法などを解説している。IBT方式については、パソコンの受験画面を写しながら事前準備なども詳しく説明。動画は同所ホームページで公開し、受験前の準備、検定に興味・関心を持ってもらうきっかけとして、視聴を呼び掛けている。
同所の検定は、ビジネスで役立ち知識を身に付けられる点が高い評価と信頼を得ており、20年以上にわたり多くの企業や学校などで人材育成ツールとして活用されている。昨年度初めて実施したIBT試験では約6万人が受験。アンケートでは、「曜日や時間を選択できて便利だった」「試験会場に行かずに自宅や会社で受験できて良かった」との回答がともに85%を超えるなど、ネット試験方式の導入により受験者の利便性が大きく向上した。
同所では、「長期化するコロナ禍において、IBT・CBTは新しい日常に最適な人材育成ツール」として、リニューアルによるさらなる受験機会の拡充をアピール。引き続き、検定試験を通じて次代を担う産業人材の育成に寄与していく。
検定のプロモーション動画は、https://kentei.tokyo-cci.or.jp/news/87.htmlを参照。
お問い合わせ
東京商工会議所 検定センター ▶ https://r.qrqrq.com/Wgx7aFiE
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