本気で生きるということは、学ぶという行為と真剣に向き合うことだと思います。学んだ結果がすぐに出る場合もあれば、なかなか出ない場合もあるかもしれません。学びの重要性については古くから多くの名言があり、それらにはそれを残した人の生き方がにじみ出ています。
「学ばない者は人のせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者はだれのせいにもしない」。これは『キングカズ』こと、サッカー選手の三浦知良氏の言葉。そして、こう続きます「僕は学び続ける人間でいたい」。
「勉強するから何をしたいか分かる。勉強しないから、何をしたいか分からない」。こう発したのはビートたけし氏です。
「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかったことに気付く、気付けば気付くほどまた学びたくなる」。こう言ったのは相対性理論で知られるアルベルト・アインシュタイン。
「そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。 誰だってそうじゃないですか。 つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕は子どものころから、 目標を持って努力するのが好きなんです。 だってその努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか」。数々の記録を打ち立てた、元大リーガーのイチロー氏。
「能力が足りなければ、すぐに必死で勉強をして、力を付けて、やりきるだけのことだ」。まだまだやれることがいっぱいありそうな堀江貴文氏の言葉。それぞれに説得力があります。
ところで、私の学び癖は、小学校時代に始まります。当時『なぜだろう、なぜかしら』というタイトルの受験テキストがありました。この発想に私は大きく影響を受け、新しいことに出合うたびに、「なぜだろう」と思うようになったのです。
例えば、聖徳太子の『十七条憲法』を知ると、「なんで17なんだろう」と疑問に思い、日本初の憲法の授業では、なぜ「和を以て貴しと為す」を一番最初にもってきたんだろうと、考え込み、その都度、関係書籍を読みあさる。これが学び癖となっていったのです。
『なぜだろう、なぜかしら』を知って数十年たった今も、私は雑学が大好きです。そればかりでなく、仕事や専門知識の勉強が苦にならなかったのは、知る喜びを知ったおかげだと思っています。
これまで多くの人材を見てきましたが、伸びる人は勉強好きです。言い換えれば、学びに興味がない人は一定以上成長しません。
ぜひ社内で『学び』を奨励し、企業の『気風』としてください。激動の時代だからこそ、世界や歴史や他社を読み解く、『学ぶ力』が必要です。
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担当:髙橋
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