日本・東京商工会議所国際部に事務局を置く日本・スリランカ経済委員会(小林文彦委員長)はこのほど、都内のホテルで安倍晋三元首相の国葬儀出席のため来日していたスリランカのラニル・ウィクラマシンハ大統領との懇談会を開催した。ウィクラマシンハ大統領は「スリランカは難しい時期にある。国としてこの危機を克服し、復興していきたい。そのためには一層の努力が必要であり、経済の安定化を図り、構造改革を進めなければならない」との考えを表明。「日本企業、投資家の意見を聞き、スリランカに新たな投資を呼び込みたい」と述べた。
小林委員長は、「今年は日本とスリランカの国交樹立70周年の記念すべき年である」と指摘。1978年から両国経済交流の拡大に尽力してきたこれまでの委員会活動に触れるとともに、「引き続き、日本とスリランカの経済交流の懸け橋の役割を担い、両国間の貿易・投資の拡大と友好関係の緊密化に貢献していきたい」との考えを示した。
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