盛岡販売士協会(岩手県)はこのほど、岩手県立大学と連携し、10月から12月まで3回、同大後期の科目「マーケティング論」の講義に講師を派遣する取り組みを開始した。
同事業は、日本販売士協会(日販協)による地元の販売士協会の登録講師を活用した連携講座設置の呼び掛けに岩手県立大学が応じて実現したもの。10月13日に行われた初回の講義では、同科目を履修する学生81人を前に、盛岡販売士協会の登録講師で百貨店社員の斎藤英樹さんが「小売業とマーケティング」をテーマに販売士(リテールマーケティング)検定2級レベルの講義を行った。
日販協では、販売士検定受験者の新規開拓と産学連携のため、各地販売士協会と地元教育機関との連携講座開設を推進中。全国の大学などに活用を呼び掛けている。11月18日からは福岡県の西南学院大学でも連携講座を開設する予定だ。
また、2020年度から登録講師有志による寄付講座を実施しており、今年度は高千穂大学と日本大学で4月から7月までそれぞれ15回開催した。
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