財務省が1日に発表した2022年7~9月期の法人企業統計調査結果によると、全産業(金融・保険除く)の経常利益は前年同期比18・3%増の19兆8098億円となり、7四半期連続で増益となった。製造業の経常利益は同35・4%増。輸送用機械(同168・9%増)、電気機械(同73・4%増)の増益が目立つ。
非製造業は同5・6%増。サービス業(同59・8%増)、運輸・郵便業(同739・2%増)などが伸びている。
資本金別では、10億円以上の大企業は同27・3%増と大幅に増え、1億円以上~10億円未満の中堅企業は同13・2%増、1000万円以上1億円未満の中小企業は同1・3%増。全ての規模で増加したものの、規模の小さい企業ほど厳しい状況となっている。
7~9月期の売上高は同8・3%増の350兆3671億円で、設備投資は同9・8%増の12兆17億円。設備投資は、部品不足の一部緩和などで製造業、非製造業ともに大きく増加し、コロナ禍前(19年10~12月期)の水準(11兆6303億円)を上回った。
資本金別の設備投資は、10億円以上の大企業は同1・7%増で、1億円以上~10億円未満の中堅企業(同15・3%増)、1000万円以上1億円未満の中小企業(同22・9%増)となっている。
詳細は、https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/r4.7-9.pdf参照。
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