一般財団法人地域活性化センターはこのほど、地域の個性を生かしたイベントのうち特に優れたものを表彰する「第27回ふるさとイベント大賞」の受賞者を発表した。同賞は、地域におけるイベントの創造、発展、活性化を目的に、1996年に創設。今回は、応募総数イベントの中から八つのイベントを各賞に決定した。
最高賞の大賞(内閣総理大臣賞)を受賞したのは、富山県高岡市の「市場街=いちばまち(高岡クラフト市場街)」。高岡市、高岡商工会議所、高岡市デザイン・工芸センターでつくる高岡クラフト市場街実行委員会が、2012年から毎年秋頃に開催している「クラフト」をテーマとしたイベントだ。全国規模の公募展「工芸都市高岡クラフトコンペティション」の展示会を軸に、伝統工芸や新しいアートなどの展示、販売、体験などの催しを中心市街地一帯で展開。ものづくりやまちの魅力を発信している。20年からはオンラインプログラム「市場街TV」も立ち上げ、22年にはオンライン・オフライン開催合わせて90のイベントが行われるまでに成長。地場産業やまちの文化、人の魅力を伝え続け、延べ23万人以上の関係人口を生み出してきたクラフトの祭典として高く評価された。
最優秀賞(総務大臣表彰)は、「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」(千葉県市原市)が受賞。優秀賞(地域活性化センター会長表彰)は、「わらアートまつり」(新潟県新潟市)、「第3回小倉(こくら)城竹あかり」(福岡県北九州市)、「吉田皿屋(よしださらや)ひかりぼし」(佐賀県嬉野市)が受賞した。
詳細は、https://www.jcrd.jp/publications/furusatoevent/27th_jusyo/を参照。
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