魚津商工会議所(富山県)は、8月3~5日に行われた「第49回じゃんとこい魚津まつり」を盛り上げるため、初のオリジナル浴衣「うおづゆかた」を作成した。じゃんとこい魚津まつりは、高さ15メートルの大柱に約90個のちょうちんを三角形につるした「たてもん」を若者たちが引き回す「たてもん祭り」をはじめ、ジャズイベントや海上花火大会、市民・地元企業などから3千人以上が参加する郷土芸能「せり込み蝶六踊り街流し」などが行われ、毎年市内外から大勢の人が訪れる魚津市の一大イベントだ。
うおづゆかたは赤と白の2種類。蜃気楼(しんきろう)や花火、たてもんなど魚津らしい図柄と「うおづ」の文字があしらわれている。同市名誉市民の中尾哲雄さんと同市出身のアートディレクター、浜辺明弘さんが共同でデザインした。当初は関係者のみ着用する予定だったが、まつりの参加者や観覧者も同じ浴衣を着て会場全体でまつりを盛り上げようと一般からも注文を受け付け、1着1万5千円(税込み)で、330着を販売した。
今回の魚津まつりでは、開会式に木下荘司観光協会会長、大愛高義会頭、村椿晃光市長がうおづゆかたで登場。同所の会員事業所や青年部、女性会の有志らもうおづゆかたを着用してせり込み蝶六踊り街流しに参加するなどまつりを盛り上げ、注目を浴びた。
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