一般財団法人地域活性化センターは8月25~26日、「第4回地方創生実践塾㏌埼玉県秩父市~秩父に学ぶ『地域ブランドの作り方』~」を埼玉県秩父市で実施した。同セミナーは、地域活性化に積極的に取り組む地域を開催地として、講義やフィールドワークなどを通じ、実践的な地域づくりの手法を学ぶセミナー。自治体職員や商工会議所職員など、約40人が参加した。
秩父市では、近年、地元産品を生かした「秩父ブランド」商品の開発が進んでおり、セミナーでは、秩父中村屋(幻のサツマイモといわれる秩父産の「太白」を使用した和菓子の製造・販売)、秩父蒸留所(寒暖の差が激しい秩父の気候を利用してつくられる世界的に有名なウイスキー「イチローズモルト」の製造・販売)、兎田ワイナリー(秩父産ブドウを使用したワインの製造・販売)、MAPLEBASE(秩父産のカエデから採取したメープルシロップの製造・販売)など、「秩父ブランド」の確立に熱心に取り組む企業を視察し、ブランドづくりに取り組む際の視点やノウハウなどについて話を聞いた。
視察先企業の担当者からは、「地元の人では気付きにくい地域資源の存在に気付かせてくれる域外の人の意見は、大変貴重」「地域住民の理解を得ることで、地域ぐるみで事業が展開できる」といった話があり、参加者は熱心に耳を傾けた。
同セミナーは今後も、地域活性化に向けた先進的な取り組みを行う全国の各地域で開催される予定。詳細は、https://www.jcrd.jp/を参照。
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