政府の観光戦略実行推進会議はこのほど、「非常時の外国人旅行者の安全・安心確保のための緊急対策」を決定した。同対策は、台風21号や北海道胆振東部地震における外国人旅行者への情報提供が十分ではなかったとの指摘があり、取りまとめたもの。①いつでもどこでもつながる体制の確立、②災害発生時などの鉄道における情報提供、③災害発生時などの空港における情報提供──の3点を柱としている。
この対策に基づき、観光庁では、災害などの非常時においても外国人旅行者が安心して日本を旅行できるよう、日本政府観光局(JNTO)コールセンターの365日24時間、英語・中国語・韓国語できめ細かい相談対応ができる体制の確立、災害発生情報のプッシュ通知拡大や災害時ガイダンス機能の強化などに取り組む。
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