掛川商工会議所(静岡県)は11月18日、掛川市内の名所を歩いて巡る「日坂宿(にっさかしゅく)・粟ケ岳(あわがたけ)ウォーキング&パワースポット巡りツアー」を開催した。同ツアーは、会員企業の経営者・従業員の健康増進を図るとともに会員同士の交流や地元の歴史・文化の魅力再発見を促すため昨年スタートした事業で、今回が2回目だ。
当日は、会員企業の社員ら19人が参加。パワースポットといわれる事任(ことのまま)神社を出発し、江戸時代の宿場町の面影を残す日坂宿や標高532メートルの山頂からの眺めが良い粟ケ岳のウオーキングを楽しんだ。また、静岡県の茶畑に特徴的な伝統的農法「茶草場農法」を見学。茶園の畝間にススキやササを刈り敷く同農法は、高品質な茶の生産のみならず生物多様性の保全につながるとして2013年に世界農業遺産に認定されている。
ツアーでは、新鮮な地元野菜を使ったランチも堪能。参加者からは、「心地良い疲れを感じた」「他の会員企業の参加者と楽しく交流できた」「掛川の歴史や名所を再認識した」などの感想が聞かれた。
同所はこのほか、セミナー、講演会なども実施し健康経営推進事業に力を入れている。
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