公益社団法人発明協会は6月12日、東京都内で「令和5年度全国発明表彰」の表彰式を開催した。 同表彰は、日本の科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的に、優れた発明・意匠を完成した人、発明の指導・奨励・育成に貢献した人などを顕彰するもので、1919(大正8)年から毎年開催。最も優れた発明・意匠の完成者に「恩賜発明賞」を贈呈するほか、「特別賞」として「内閣総理大臣賞」「日本商工会議所会頭賞」などの10賞、中小・ベンチャー企業、大学・研究機関による発明に「未来創造発明賞」などを贈呈している。
今回は、全国から寄せられた応募、推薦の中から各賞合わせて35件72人が受賞。日商会頭賞には「地元調達が可能な材木を用いた木造高層ビル用構造部材」を発明した株式会社シェルター代表取締役会長木村一義氏、および常務取締役安達広幸氏が受賞した。同発明は、国内の木材消費量の増加や林業・製材業の活性化、地域経済促進、運搬によるCO2排出量の削減などに貢献している。
詳細は、http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/zenkoku/2023/zenkoku_jusho.htmlを参照。
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