公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会(JSHIF)と一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)は8月2日、「第11回スポーツ振興賞」の授賞式を東京ビッグサイトで行われた「SPORTEC2023」(スポーツ・健康まちづくり総合展)会場内で開催した。会場には2~4日、同表彰の展示コーナーも設けられた。
同表彰は、スポーツや障がい者スポーツを通じて健康づくりをし、ツーリズムや産業振興、地域振興に大きく貢献した団体、企業などを顕彰するもの。最も優れた取り組みに授与される「スポーツ振興大賞」に輝いたのは、南アルプスの豊かな自然環境の中で自転車や電動アシスト自転車を活用した取り組みが評価された、やまなしスポーツエンジン(山梨県甲府市)の「CYCLE ADVENTURE Fest. in Minami‐Alps」。日本商工会議所奨励賞には、東京都がホームタウンのJリーグクラブ、東京ヴェルディ(東京都稲城市)が実施している「障がい者スポーツ体験教室」が選ばれた。
東京ヴェルディはスポーツを通した社会貢献活動を続けており、障がい者スポーツ体験教室はその活動の大きな柱の一つ。ホームタウンの複数の自治体と連携し、地域の体育館などで、障がい者スポーツ指導員の資格を持つ東京ヴェルディのコーチが、誰でも一緒に楽しめるスポーツプログラムを実施している。 ネームバリューのあるプロチームが率先して、スポーツをすることが困難な障がい者に、地域交流・健康増進の場を創出している点などが高く評価された。
受賞者詳細は、https://sporttourism.or.jp/articles/organizedbusiness/sports_promotion_award/20230630_13304.html 。
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