全国各地の商工会議所が東京・秋葉原の「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、昨年12月5~11日と今年1月9~15日の2回にわたり出店した西条の〝逸品〟を紹介する。
西条商工会議所は、西条市の伝統野菜「絹かわなす」を使ったカレーや昔ながらの製法でつくる黒豆(煮豆)など14事業者の商品を紹介した。愛媛県東部に位置する同市は石鎚山、瀬戸内海など豊かな自然に囲まれ農水産物や観光資源も豊富。地元の食材を生かした多彩な商品が並んだ。
「絹かわなすがとけ込んだグルテンフリーのキーマカレー」は加熱すると甘くとろける絹かわなすの特徴を生かしてとろみをつけたカレー。スパイシーだが辛すぎず好評だ。「国内産丹波黒黒豆」は大粒の丹波黒をあっさりと炊き上げ、おせち料理に人気。地元ラーメン店が外国人観光客も意識して開発した「瀬戸内で育った青海苔RAMEN」(スープ、青のり付き)や放置竹林問題の解決を目指すプロジェクトから生まれたメンマ「メンマチョわたしの瀬戸内レモン」、市の名水「うちぬき水」で仕込んだ「みしまの甘酒」も目を引いた。
また、アニマル柄の焼きドーナツや甘酒スコーン、モンブラン餅などのスイーツ、地元産の和栗やイチジクのジャム、カレー店のスパイスおかき、だしポン酢、焼きのり、古民家レストランのスパイスなども出品。ブースでは各回とも事業者が交代で商品のPRや試食を行った。今後、消費者の意見を基にさらなる商品のブラッシュアップを図る。
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