一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)と公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会(JSHIF)は7月2日、「第12回スポーツ振興賞」の受賞者を公表した。同賞は、スポーツや障がい者スポーツを通じて健康づくりをし、ツーリズムや産業振興、地域振興に大きく貢献した団体、企業などを顕彰するもの。最も優れた取り組みに「スポーツ振興大賞」を授与するほか、「スポーツ振興賞」としてスポーツ庁長官賞、日本商工会議所奨励賞など六つの賞を授与する。
今回、応募総数35件の中から「スポーツ振興大賞」に輝いたのは、公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローの「第6回 ロゲイニング in なごや(ロゲなご2023)」。ロゲイニングとは設定されたチェックポイントを制限時間内に回って得点を積み上げるアウトドアナビゲーションスポーツで、健康増進、観光スポットの認知度向上などスポーツと観光両面から地域振興を推進できる点が高く評価された。
また、日商奨励賞(スポーツ振興賞)は、釧路商工会議所青年部や東北海道スポーツコミッションなどで組織するくしろウインターパーク実行委員会の「冬季間の地域住民の健康と地域特性を活かした、新たなツーリズム創出を目指すウインターパーク」が受賞した。厳冬期の観光コンテンツ創出を目的に、遊休資産を活用してイルミネーション装飾を施したスケートリンクや周遊型リンクを設置し、長靴ホッケーなど独創的なイベントを実施するもので、毎年多くの市民でにぎわっている。地域課題を的確に捉え、地域一丸となってパークを運営している点が高く評価された。
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