ワンチャー(大分県豊後高田市/豊後高田商工会議所)
今月は、日本の伝統工芸や四季を表現する、華やかな万年筆をご紹介します。
使い込むほど愛着が湧き、人生の友として長く愛される万年筆に魅せられ、その製造・販売のため設立されたワンチャー。母が七宝焼きの職人であったことから、伝統工芸の承継にも強い関心を寄せていた代表の岡垣太造さんは、万年筆の価値をより高め、同時に伝統工芸の認知度を上げて未来につなぐため、さまざまな日本の伝統技術を用いて加飾を施した万年筆の開発に乗り出しました。
表面に蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)、輪島塗など日本各地の伝統工芸を施すに当たり、万年筆の構造自体を見直したという同社は、国内外から注目を集め、販路を拡大してきました。世界中で消えつつある伝統工芸の魅力を伝える製品を手掛けたいと、社内の高度外国人材と協力し、海外での活動を広げています。
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