北九州商工会議所(福岡県、津田純嗣会頭・安川電機)はこのほど、学生の地元就職率アップを目的とした新たな雇用支援事業「Connect Kitakyushu」を開始した。売り手市場や民間の就職活動支援サービスの多様化が急速に進み、従来の雇用支援では学生と地元企業とのマッチングが困難になっている現状がある。そのため今後は、①企業の採用力強化 ②情報発信強化 ③学生との接点の多様化 ―― の三つの方向性を定め、地元企業の採用支援を強化する。
①はZ世代を引き寄せる最新トレンドなどをテーマとしたセミナーを定期的に開催し、中小企業の採用力強化を図る。②は地元就職者のインタビュー冊子の市内の大学での配布や、ウェブメディアを活用した企業情報紹介など地元企業のリアルな雰囲気を随時発信する。③は企業と学生の接点をより多様化し重層化するため、学生向けのものづくり企業見学やバスツアー、インターンシップ、学校の就職担当者と企業の情報交換会、大学での地元企業によるキャリア授業の実施などを予定している。
記事提供: 日本商工会議所
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