日本政府観光局(JNTO)は11月20日、10月の訪日外客数を公表した。これによると、10月の訪日外客数は331万2000人。前年同月比では31.6%増、2019年同月比では32.7%増となり、過去最高であった今年7月の329万2602人を上回って単月過去最高を記録した。紅葉シーズンを迎え、多くの市場で訪日需要の高まりが見られたほか、東アジアでは中国、東南アジアではシンガポール、欧米豪・中東地域では米国などで前年同月に比べて訪日外客数が増加したことが10月の押し上げ要因となったとみられている。
10月の訪日外客数を国・地域別で見ると、韓国が73万2100人(19年同月比271.1%増)で最多。次いで中国58万2800人(同20.2%減)、台湾47万8900人(同15.8%増)、米国27万8500人(同81.6%増)、香港19万8800人(同10.1%増)の順となっている。
1~10月の累計は3019万2600人となり、1964年の統計開始以来、過去最速で3000万人を突破した。
なお、調査対象23市場のうち、10月は6市場(台湾、フィリピン、インド、米国、カナダ、スペイン)が年間累計での過去最高を更新している。
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