名古屋商工会議所(愛知県)は3月12日、同所と市内のIT企業が連携して中小企業向けのサービスを展開するコンソーシアム「Pit―Nagoya」と連携し、実践者向け生成AI活用相談所「AI PRACTITIONERS,LOUNGE」を開設した。同相談所は、生成AIを活用した経営革新や業務効率化を支援することを目的に、生成AIの実践的な活用ノウハウを提供することで地域中小企業の成長を後押しする。
同所はこれまで、生成AIに関するセミナーなどで事業者の関心の高さを感じていた一方、「ビジネスなどでの実践的な活用に関しては適切な導入支援企業が見つからない」という声も多く寄せられていた。このため、Pit―Nagoyaと連携することで会員事業者のビジネス機会にもつながると考え、相談窓口を設置した。
相談会は3月から5月にかけて10日間開催する。専門家が個別で相談を受け付け、業務や生成AI活用を促進するための人材育成や研修プログラムなどについて具体的な活用策をアドバイスする。3月に設けられた9枠は早々に満員となり、利用者からは「目の前で生成AIの活用の仕方を実現してくれ、活用イメージが明確になった。想像以上に便利で、衝撃を受けた」と好評を博している。
同所担当者は「当相談所で生成AI活用の具体的なイメージを持つことができ、中小企業・小規模事業者による活用が一歩進むと期待している。当所としても、相談の中で学ぶことができると考えており、今後の支援施策立案・実行に役立つと考えている」と述べた。
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