大分商工会議所(大分県、吉村恭彰会頭・アステム)は、まちの飲食店を社員食堂のように利用できるサービス「まちなか社員食堂GoSmart」を運営するネオマルス(大分県大分市)と協定を結び、地域貢献事業の一環として大分市内での同サービスの利用促進に協力している。同サービスは、スマートフォンアプリ「まちなか社員食堂GoSmart」を介して加盟店登録した飲食店を登録企業の従業員がランチなどで利用した場合、料金の一部を福利厚生として企業が補助するもの。従業員は同アプリを使い、飲食店で2次元コードを読み取ってサービスを利用する。従業員にとっては補助額を差し引いた金額でランチを楽しむことができ、企業は従業員の定着率向上や人材獲得に有効な福利厚生の一つとすることができる。また、飲食店にとっては値引きせずに集客が見込めるため、地域全体の活性化が期待されている。同社は昨年夏、同所が開催するメディア向けの「新商品新サービス合同プレス発表会」にも参加して同サービスをPRし、記者らの注目を集めた。
同所は、原材料費や人件費の高騰で収益確保に苦慮している飲食店の売り上げ増進や、企業の人手不足解消につながればと昨年11月に同社と事業連携協定を締結。会員を中心にサービスへの参加を呼びかけている。同協定により、サービスを利用する会員企業には従業員が食事代に利用できるポイント、飲食店にはアプリ内での広告費用が3カ月無料などの特典も提供される。
同サービスの詳細は、https://gosmart.jp/を参照。
記事提供: 日本商工会議所