日本政府観光局(JNTO)は3月19日、2月の訪日外客数が325万8100人(前年同月比16.9%増)となり、2月として過去最高であった2024年の278万8224人を大きく上回り、同月過去最高を記録するとともに、2月として初めて300万人を突破したことを発表した。
一部市場で旧正月(春節)休暇が2月初旬まで続き旅行需要の高まりが見られたほか、前月に続くスノー需要の高まりで、オーストラリアと米国を中心に訪日外客数が増加したことが押し上げ要因となったとJNTOはみている。
国・地域別の2月の訪日外客数は韓国が84万7300人(前年同月比3.5%増)で最多。次いで中国72万2700人(同57.3%増)、台湾50万7300人(同1.0%増)、香港19万5500人(同0.5%減)、米国19万1500人(同28.8%増)、タイ11万6800人(同15.1%増)の順となった。
また、2月はベトナム(7万3700人、前年同月比22.5%増)で単月過去最高を更新したほか、19市場(韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、オーストラリア、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で2月として過去最高を記録した。
詳細は、https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/を参照。