光り物の寿司の王様は鯖(さば)寿司だ。鯵(あじ)、鰯(いわし)など、ほかにも主役級の光り物はあるが、王様は鯖。脂ののった分厚い鯖と酢飯の相性の良さは、寿司の中でもトップクラス。引き締まっていながらとろけるような鯖の身を、濃茶とともに味わう幸せといったら。ありがたい海の恵みに感謝である。
京都、福井など、鯖寿司を郷土の寿司とうたうエリアは全国にあるが、米子にも地元の人々が“日本一”と誇る「吾左衛門鮓(ござえもんずし) 極上鯖」がある。
晩秋から冬にかけて水揚げされる寒鯖の中でも、大ぶりなものだけを厳選し、丁寧に鯖寿司に仕込んでいる。周りをぐるりと昆布で巻いてあり、昆布ごと食べる。鯖の身が厚く、酢飯には国産ショウガと金ごまを混ぜている。そのまま食べるのが基本だが、しょうゆを垂らす、粗塩をまぶす、オリーブオイルをつけて味わうのもうまい。
米は地元の鳥取県産。熟練した職人が、季節や天候、その日の温度と湿度によって水分調整をしながら炊き上げる。特製ブレンド酢・天然塩・砂糖を加え、酸味、塩味、甘みの交差する酢飯が出来上がる。商品名のように、まさに「極上」の鯖寿司。家庭で、列車の中で、アウトドアで、じっくりと味わいたい。
Data
社名 : 株式会社米吾(こめご)
所在地 : 鳥取県米子市奈喜良248-4
HP : https://gozaemon.komego.co.jp/
電話 : 0859-26-1511
【米子商工会議所】