舞鶴商工会議所(京都府)は4月25日、市内飲食店4店舗で2017年から発売している「まいづる海自カレー」と今年4月1日から発売している「まいづる海保カレー」を同時に味わえるようにした「あいがけカレー」の販売を開始した。舞鶴市が海上自衛隊の地方総監部と海上保安庁の管区海上保安本部がある国内唯一の都市であることから、同市ならではの全国初の試みとして、全国に幅広くPRしようと開発した。
「まいづる海自カレー」は海上自衛隊の艦艇や部隊で実際に食べられているカレーライスを、海上自衛隊の調理員の指導を下に再現。「まいづる海保カレー」は、海上保安庁と協力し、実際に巡視船で食べられているカレー4種類を巡視船の調理員の指導により再現している。
また、同所は産官学連携事業として、舞鶴市、海上自衛隊舞鶴地方総監部、海上保安庁第八管区海上保安本部、地元高等専門学校と協力し、「あいがけカレー」で使用するごはんの抜き型を開発。抜き型は舞鶴湾にかかる「舞鶴クレインブリッジ」をイメージしたデザインとなっている。
同所担当者は「『まいづる海自カレー』と『まいづる海保カレー』の両方のカレーが一度に楽しめる『あいがけカレー』が、全国各地から多くの観光客に舞鶴市に訪れてもらうきっかけになるとともに、市内飲食店の売上増加などに努め、さらなる地域経済の活性化につながってほしい」と期待を述べた。