日本商工会議所と全国観光土産品連盟は2018年12月、全国各地の優れた観光土産品を選定する「第59回全国推奨観光土産品審査会」の入賞品を発表した。今回は全国511事業者から1005点が出品され、68点が入賞した。このコーナーでは、「菓子」「食品」「民工芸」「グローバル」の各部門の最優秀商品に授与された大臣賞と日本商工会議所会頭賞を8回にわたり紹介する。
富山県砺波市にある「御菓蔵」は、「もち米」を原料とする「おかき」「かきもち」の専門メーカーだ。昔ながらの技法と心を大切に守りながら、もち米ならではの自然のおいしさにこだわり、丹念に焼き上げている。
この度、厚生労働大臣賞に選出された「越中富山の常備菓子」は、富山の置き薬をイメージしたレトロなパッケージのおかきの詰め合わせだ。しそおかき、白えびおかき、黒豆おかき、昆布おかき、たまねぎおかきの5種類が入っており、懐かしい紙風船と富山方言集も付いている。一家に一箱常備しておけば、家庭円満間違いなしの逸品だ。
審査員からも「薬箱というアイデアが最高」「パッケージが良い。薬と結び付けたアイデアも良い。味も良い」といった声が上がった。
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