半田商工会議所(愛知県)青年部(半田YEG)は8月2日、「『半田の新名物企画』~地域と歴史がつながる半田の新名物~」の優秀商品発表会を開催した。グランプリには、いなりずしの「ごんいなり」が輝いた。
ごんいなりは、同市が舞台の童話「ごんぎつね」と同市に本社を構えるミツカンの酢を掛け合わせたいなりずし。今後、地域ブランド商品として、同YEG事業を通して販売する。
今回の新名物企画は、半田市には観光資源や特産品が多くある一方、「半田ブランド」として全国的に認知されている手土産が少ないことから、同市ならではの特色を生かした同市を代表する商品を開発し市内外に広めることで、地域のブランド力向上と経済活性化を図ることが目的。①地域性・半田らしさ②新規性・独創性③商品化の可能性④継続性・発展性⑤市場性・ターゲット明確性⑥デザイン・ネーミングの魅力――の観点から審査を行った。
発表会当日は、同YEG実行委員会による一次審査を通過した9作品を展示。出品者がプレゼンテーションを行い、来場者の投票により「ごんいなり」がグランプリに決定した。
同所担当者は「『ごんいなり』の商品化を通じて、地域の歴史や文化を次世代へとつなぎ、観光や地元経済の活性化につなげていきたい。青年部として挑戦を続け、地域に笑顔と活気を生み出す一助となることを願っている」と述べた。