行田市は、埼玉県の北部に位置する利根川と荒川の沖積平野に広がる歴史と文化を有するまちです。また、全国有数の大型古墳群で、国の特別史跡にも指定されている埼玉(さきたま)古墳群があり、隣接するさきたま風土記の丘は埼玉県名発祥の地とされています。中世・近世には、映画「のぼうの城」の舞台となった忍城(おしじょう)が築かれ、水路を生かした城下町でした。明治時代以降は地場産業として、「足袋」の生産が飛躍的に発展し、最盛期には全国の約8割を生産したとも言われています。その歴史を物語る「足袋蔵(たびぐら)」と呼ばれる蔵が今も街中に点在しており、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」として日本遺産にも認定されています。
さて、私が経営する株式会社ファイブイズホームは1979年に不動産業として創業しました。2006年に現社名に変更し、不動産会社とハウスメーカーの機能を併せ持った会社として、埼玉、群馬、栃木、茨城、大阪、兵庫に合計31店舗を展開しています。社名である「ファイブイズ(5IS)」とは、商品力を構成する五つのアイテム(5Item)とサービス(Service)で顧客満足を実行する会社を意味しています。五つのアイテムとは「品質」「性能」「デザイン」「価格」「品ぞろえ」の5項目です。会社のコンセプトをそのまま社名とし、近江商人の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)に「社員よし、取引先よし」を加えた「五方よし」を経営スタンスとして事業に取り組んでいます。
また、22年には農業振興と耕作放棄地の有効利用を目的に、ブルーベリーを中心とした果実栽培を手掛ける株式会社ファイブイズファームを設立。観光農園事業に加え果物をジェラートに加工し販売する店舗を6月にオープンいたしました。本業であるハウスメーカーと併せ、引き続き社会に貢献する企業を目指し努力を続けたいと思っています。
当所の会頭として重責をお預かりし11月で3期目となりました。就任間もなくコロナ禍に見舞われ役職員一丸となり何とか乗り越えた1期目、ポストコロナを迎え手探りながらまちの活気を取り戻す事業を展開した2期目でした。原材料価格や人件費の高騰、人手不足など会員企業を取り巻く環境は不透明で課題が山積しています。今こそ就任当時に掲げた「稼ぐチカラ」「まちのチカラ」「みんなのチカラ」を結集し、地域商工業の振興に取り組んでまいります。
