宮若商工会議所青年部(福岡県、宮若YEG)は1月21日、2016年に閉校となった宮若市内の旧吉川小学校で「真冬のお化け屋敷」を開催した。同イベントは、15年に青年部のPRも兼ねたまちおこし事業として、廃校を活用して始めたもので、今回で4回目だ。
今回は、地元の犬鳴(いぬなき)トンネルにまつわる都市伝説に着想を得た清水崇(たかし)監督のホラー映画「犬鳴村」(東映・7日全国公開)とコラボレーション。3階建ての校舎をフル活用し、映画を連想させるセットをつくったほか、映画で使われる歌を流し恐怖を誘った。
参加したのは、42組180人。1周15分のコースでは、職員室や給食室など随所に同YEGメンバーが扮する〝お化け〟が待ち受け、暗い校舎内の至るところで参加者の叫び声が響いた。翌22日には、同会場で東映による試写会も行われ、同市や周辺地域から200人が集まった。
お化け屋敷開催に当たっては、映画とのコラボポスターやチラシを作成してPR。試写会に訪れた記者らにも体験してもらうなどでアピールした。今回の実行委員長、舟越和七郎さんは「イベントを通して廃校のイメージを変え、宮若は活気のあるまちだと広くPRしたい」と話している。
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