特許庁はこのほど、商標制度の普及啓発を目的とした動画および特設サイト「商標拳~ビジネスを守る奥義~」を公開した。動画は、模倣品の被害に遭い窮地に陥ったある中小企業の社長が、「商標権」ならぬ「商標拳」を会得し、ニセモノを製造する悪徳模倣品業者に立ち向かうストーリー。ワイヤーアクションやCGを使い、本格的なカンフー動画に仕上がっている。特設サイトは、動画のイメージそのままに、商標権の基礎知識や商標権を活用した好事例、無料で専門家に相談できる「知財総合支援窓口」などを紹介している。
特許庁は「中小企業ヒアリングを通じて、商標権にまで手が回らない方や無関心な方もおり、それらの方々に対して積極的なアプローチができていないことが大きな課題となっている」と指摘。そういった層に対して、「商標権はビジネスの基本」「商標権を知らずにビジネスをすることは経営上の大きなリスク」というメッセージを普及させるため、今回、動画および特設サイトを作成した。
詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2019/01/20200121002/20200121002.htmlを参照。
最新号を紙面で読める!