庄原商工会議所(広島県)が事務局を務める庄原MaaS検討協議会は2025年11月4日~26年1月15日まで、夜間に限定した公共ライドシェア「よるくる」の実証実験を行った。庄原市は24年5月から20時以降に市内で運行するタクシーがなくなった。そのため、同協議会では夜間のニーズを把握するため、24年9~12月に路線バスの停留所を活用した自家用自動車有償運送(4条ぶら下がりの併用)の実証実験をスタート。過疎地域版ライドシェアの運行管理モデルや収益性を踏まえた料金体系の構築に取り組んできた。
「よるくる」は電話もしくはウェブで予約することができる。目的地までの運賃は現金のほか、同地域独自の電子マネー「な・み・か」「ほ・ろ・か」で支払う。
運行は地元のバス会社が担う。ドライバーは事前に必要な講習を受ける。
今回の実証実験には同所の佐々木満会頭、庄原市副市長を含む市役所職員、市議会議員のほか、多くの市民がドライバーとして参加。今後、システムの集中管理、地域を挙げた交通空白の解消と効率的な交通サービスの確立を目指す。 同所の佐々木会頭は「利用者もドライバーも支え合い、持続的で中山間地域に適した交通の形をつくりたい」と抱負を述べた。
