井筒八ッ橋本舗は、今から220年ほど前の1805(文化2)年に京都・祇園で初代津田佐兵衞がのれんを揚げた。その代表的銘菓「井筒八ッ橋」は、お正月などによく耳にする「六段の調べ」などの作曲者として知られる八橋検校(けんぎょう)に由来するという。
京都で作曲の日々を過ごしていた検校は、日ごろから物を大切にしていたこともあり、ある朝、お世話になっている祇園町「井筒茶店」の主人が飯びつや桶を洗っているのに気付き、「残った米を捨ててしまうのはもったいない」と諭す。そして「小米や砕米、その残りの米に蜜と桂皮末(けいひまつ)を加えて、堅焼き煎餅をつくるとよい」と教えたという。
その後、検校の遺徳を偲び、この堅焼き煎餅を琴の形に仕上げ「八ッ橋」と名付けて、井筒茶店で売り出したところ、大変評判になり、京を代表する銘菓として、今もなお、好評を博している。
同社の住友玲菜さんは、「常に研究し、おいしさを感じていただけるように開発しております。また、昔ながらの缶スタイルを守りつつ、新たなパッケージデザインに進化しております。ぜひ多くの皆さまにご賞味いただけましたら幸いです」と力を込めて話す。
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株式会社井筒八ッ橋本舗(京都)
所在地 : 京都府京都市東山区川端通四条上ル北座
電話 : 075-531-2121
