新庄商工会議所(山形県)や県などが主催する「もがみイブニングサロン」と岩手県奥州市に拠点を置く「みちのく欧州」、秋田県湯沢市の「こまち」の三つのイブニングサロンは2018年12月24日、「東北イブニングサロンネットワーク」を設立し、記念イベントを新庄市内で開催した。イブニングサロンとは、産学官金連携と異業種交流を目的に、地域の中小・ベンチャー企業などが集まり先進的な企業の事例を学んだり情報交換したりする場だ。摂南大学経済学部の野長瀬裕二教授が提唱し、全国で展開している。
同所などは2007年にもがみイブニングサロンを開設し、これまでに31回開催。企業、行政、学生など誰でも参加でき、毎回30~40人が集う。今回の合同ネットワーク設立は、東北地方の異業種間の連携をさらに広げることが狙いだ。
記念イベントには3地域から約50人が参加。設立宣言後、「東北発のニュービジネス」をテーマに各地域でニュービジネスを展開する3企業が自社の事例を紹介した。同所は「ビジネスマッチングや新たなビジネスの芽を生むきっかけになれば」と期待する。合同ネットワークによるイベントは今後、年1回開催する予定。もがみイブニングサロンは今月12日、「手・技・デザイン」をテーマに開催する。
最新号を紙面で読める!