コスト削減を強力にサポート
中小企業の中には、「取引先ごとに手続きが異なり受発注業務が煩雑」「担当者が休んで業務が止まるのが心配」「転記ミス・入力ミス、書類の紛失などのトラブルが発生」「人手がなく受注を増やせない」などといった悩みを抱えているところがある。特集では、こうした悩みを解決するツールとして「中小企業共通EDI」を実証導入事例を交えて紹介する。
EDIとは
EDI(Electronic Data Interchange)とは、商取引に関する情報を標準的な形式に統一し、企業間で電子的に交換する仕組み。従来、紙の伝票でやりとりしていた受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを、あらかじめ定められた形式に従って電子化し、インターネットや専用の通信回線網などを通じて送受信する。
中小企業共通EDIとは
EDIの中でも、中小企業が抱える受発注業務のIT化に係る問題を解決するために、汎用(はんよう)的に利用できる仕様に対応しているシステムが「中小企業共通EDI」である。同EDIを利用すれば、プロバイダ(通信接続業者)がデータを変換するので、取引先がそれぞれ異なる受発注仕様でも取引できる。
※掲載した事例は、「平成28年度経営力向上・IT基盤整備支援事業(次世代企業間データ連携調査事業)」において、EDI導入効果を測定するために実証導入したものです。
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