伊那商工会議所青年部(長野県、伊那YEG)は8月3~4日に開催された伊那市の夏の一大イベント「第62回伊那まつり」の1日目、JR伊那市駅前のいなっせ北側多目的コミュニティ広場で、毎年恒例の屋台村「Dragon横丁」の出店とともに和傘で通りを彩る「和傘ンブレラスカイ」を実施した。
「和傘ンブレラスカイ」は、祭りに参加した市民や観光客の思い出に残る仕掛けをつくりまちの活性化につなげようと、ポルトガル中部のまちアゲダで夏に行われるイベント「アンブレラスカイ」をヒントに企画。オリジナリティーを出そうと洋傘ではなく和傘で通りを飾ることとし、クラウドファンディングで資金を募った。
この試みに全国から50件を超える支援があり、目標額の235%となる35万3千円を達成して110本の和傘を設置。当日は広場いっぱいに和傘の鮮やかな色彩が広がった。夜はライトアップされてさらに引き立ち、訪れた人の目を楽しませた。来場者からは「祭りの新たな風景」「一日だけではもったいない」「故郷を思い出し、恋しくなった」などの声が聞かれた。 「地元の祭りの思い出を色鮮やかに記憶に残してほしいという狙いをある程度実現できた」と同YEG。会場にはクラウドファンディングの支援者名を掲示し、謝意を示した。
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