日本商工会議所は2月18〜21日、地域資源や伝統の技を生かしてつくり上げた工芸品・観光商品を集めた展示商談会「feel NIPPON 技のヒット甲子園」を幕張メッセで開催した。同商談会は、インバウンド市場と地方創生を目的とした商材とサービスが集まる国内最大級の展示会「インバウンドマーケットEXPO2020」内で開催。全国7商工会議所から13事業者が参加し、地域の技を生かした自慢の商品を訪日外国人向けのお土産品などの商材を扱う商社やバイヤーにアピールした。
同商談会は、日商およびトレンド情報誌「日経トレンディ」と「日経クロストレンド」によるコラボイベント。今回で8回目を数える。
今回はインバウンド向け展示会ということもあり、参加した事業者らは「伝統の技」や「おもてなし」といった「和」のイメージを強調したり、訪日外国人の興味と関心を引きそうな商品を前面に打ち出したりと提案方法や商品陳列を工夫した。試行錯誤ながらも新規販路の開拓と拡大に向けて意欲的に取り組んだ。また、事業者の中には海外への訴求力が高い商品があることから、さらなる先を見据えて、「日本から海外への販路を開拓するきっかけにしたい」という声もあった。 参加した13事業者は、今回の出展で得た成果と課題を地元に持ち帰り、次なる機会に向けてのブラッシュアップにつなげていく。
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